会長挨拶

第71回日本酸化ストレス学会
会長 内藤 裕二
京都府立大学大学院医学研究科 消化器内科 准教授

 このたび、京都で第71回日本酸化ストレス学会学術集会を務めさせていただくことになりました。
 今回の学術集会は特別な事が2点ございます。ひとつは、「一般社団法人日本酸化ストレス学会」として開催される初めての学術集会であるいうことです。学会としての社会的信用を高め、新たな一歩を踏み出すということには非常に意義があると考えています。ふたつ目は日本NO学会との合同開催をおこなうという点です。NO学会は異分野と言うよりは同系列の学会になります。お互いに影響し合うフリーラジカルのように「素敵な反応」が起こることを期待しています。
 会期中は、第18会日本NO学会会長の上原 孝先生とも相談させていただき、両学会合同で、特別講演、シンポジウム、Meet the Professorなどのセッション、さらには日本酸化ストレス学会独自のシンポジウムも設けさせていただきました。大変魅力あるプログラム構成となっていると考えています。
 会場の京都ホテルオークラは繁華街から徒歩圏内で、恋人が集う鴨川にも近く、出町柳の豆餅店、老舗の珈琲店、世界遺産の神社、雑多なバーなど、あらゆるところに徒歩で、あるいはバス一本で行くことができます。5月後半の京都開催ですが、盆地の京都は既に蒸し暑い季節になっております。観光もお楽しみいただきたいのは山々ですが、是非とも外気に負けない熱いディスカッションでヒートアップしていただけると幸いです。どうか、皆様のご協力を宜しくお願い申し上げます。

第18回日本NO学会
会長 上原 孝
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(薬学系) 教授

 この度、第18回日本NO学会学術集会を担当させていただくことになりました。ご存知のように当学会は、これまでに毎年1回単独での学術集会を開催してきました。今回は初の試みとして、ご縁あって、京都府立医科大学・内藤 裕二先生が主催されます第71回日本酸化ストレス学会と合同学術集会を京都において開催する運びとなりました。本来ならば、岡山にて開催するところですが、このような素晴らしい企画が持ち上がり、現在、鋭意準備に取り掛かっている次第です。
 NOは反応性に富んでおり、動物、植物、微生物などにおいて多岐に渡る生体応答に関与していることが証明されてきました。その反応や機能の特徴から、会員の皆さまの中には日本酸化ストレス学会においてもご活躍のことと察します。両学会はNOばかりでなく、非常に近い分子や反応を対象としていますことから、お互いに刺激しあえる関係にあると思っております。今回、合同学術集会を開催するにあたり、両学会の特性を活かしつつ、さらに発展させて有益な情報を共有することを期待し、内藤会長とも話し合い、テーマを「レドックスの合理的役割(Rational Roles of Redox)」としました。
 本合同学術集会では、共通プログラムとして、特別講演、シンポジウム、Meet the Professorなどのセッション、さらにはNO学会のシンポジウムも計画しています。会場は京都ホテルオークラとなります。会員の先生方におかれましては、5月17、18日の両日のスケジュールを確保していただき、学会初の合同学術集会に是非ともご参加くださいますよう、ここにお願いする次第です。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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